Christian Journal

福音主義・キリスト教民主主義に立脚する日刊ブログ

福音派のキリスト者が持つべき政治思想

本紙は指針として「キリスト教民主主義」を掲げました。これは、本来ならわざわざ掲げるまでもない当然の帰結であるはずなのです。ハッキリ申し上げれば、福音主義によって立つクリスチャンは聖書から正しく学ぶなら、ものの考え方として、正しいキリスト教哲学をもつはずなのです。そして、その正しいキリスト教哲学に基づいて正しいキリスト教倫理を持つはずなのです。そして、その正しいキリスト教倫理に基づいて、正しい政治思想をもつはずなのです。そして、いかなる立場のくりすちゃんであっても、その思想は当然に保守的、中道的、社会自由主義的な「キリスト教民主主義」の範疇に落ち着くはずなのです。が、日本においては自称福音派の牧師が反キリスト教的で、無神論的世界観を持つ政党と共闘を呼び掛けたりする暗澹たる事態が進展しています。これは、日本にクリスチャンが少なく、特に福音派は社会問題や政治問題を取り扱うようになって日が浅いために、層が薄く、ごく少数の牧師やクリスチャンメディアの編集者が不勉強なまま、社会問題や政治問題を論じているため、福音派でありながらその論調は福音主義的な政治思想に立脚しない左翼思想の独壇場になってしまっています。(これは福音主義の組織神学上も、伝道に関する実践神学上も極めて大きな問題を内包しています。)本紙がそのことを指摘することで、少しでも福音派の主要なクリスチャンメディアがキリスト教民主主義に立脚した穏当な論調に回帰されることを願ってやみません。