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Christian Journal

福音主義・キリスト教民主主義に立脚する日刊ブログ

ハロー効果

病院や特養の職員向けの人事評価システムを作ったり、就業規則を作りなおす等に関わった経営コンサルタントいわく、そのような非営利組織の人事評価制度で大変に難儀したのは、考課する側(中間管理職)の訓練をしなければならないことだといいます。なぜなら、営利企業の「売上」のような目に見える客観的な業績がないので考課者に人事考課とは、お客様(ご利用者様)や組織にとって益になることをした部下に高評価をつけることであって、好き嫌いで評価をすることではないことを徹底しなければいけないからなのです。また、その評価について部下から異議を唱えられてもなぜそのような評価を下したのかを客観的に提示するスケールを持っていない場合もあります。加えて人間にはハロー効果といって認知バイアスがかかります。気に行った人間には「あばたもえくぼ」でますます良い評価をつけてしまい、虫の好かない人間には「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」でますます悪い評価をつけてしまうのです。で、教会指導者が政治に意見を言うさいは、与党支持であっても、野党支持者であっても、この認知バイアス(ハロー効果)というものが、自分にも相手にもあることを前提に話す必要があるでしょう。そうすれば、インターネット掲示板でよくみかける「相手の言っていることが理解できない」というセリフが少し減って、互いの理解が深まるかもしれないと思います。>そして、このバイアスがかかるということは人が神ではなくて、誤りうる不完全な存在であることをクリスチャンならなおのこと心に留めておかねばならないのではないでしょうか。